Jリーグサッカーの発足まとめと年棒、外国人枠について

Jリーグサッカー

日本のプロスポーツを語る上で最も発展著しいスポーツと言えば「Jリーグ」になります。

日本のサッカーも、このJリーグがあって今日の発展があります。

そこでJリーグの発足から現在までをまとめ現在Jリーグの選手年棒や外国人枠がどのようになっているかなどを紹介していきたいと思います。

古くは野球がありますが、高度成長期に発展してきたことから現代におけるプロスポーツを語る上では成熟しきっています。

そこで、日本プロスポーツ界でもその発展ぶりが目立つJリーグについて、今回は「総さらえ」してみたいと思います。

決してウィキペディアや公式ホームページでは発見出来ない新しいJリーグの発見があるかもしれません。

是非、Jリーグファンの皆さんもそうでない皆さんも一読してみて下さい。

  1. (1)Jリーグの発足までの歴史
    1. ○日本サッカーの黎明期
    2. ○日本サッカーの発展期
    3. (2)Jリーグの発足から今日まで
    4. (3)Jリーグの現在構成するチームに関して
      1. ○北海道・東北地区(J1:2クラブ、J2:1クラブ、J3:4クラブ)計7クラブ
      2. ○関東地区(J1:6クラブ、J2:9クラブ、J3:3クラブ)計18クラブ
      3. ○北信越地区(J1:1クラブ、J2:2クラブ、J3:2クラブ)計5クラブ
      4. ○東海地区(J1:3クラブ、J2:1クラブ、J3:2クラブ)計6クラブ
      5. ○関西地区(J1:3クラブ、J2:1クラブ、J3:0クラブ)計4クラブ
      6. ○中国地区(J1:1クラブ、J2:2クラブ、J3:1クラブ)計4クラブ
      7. ○四国地区(J1:0クラブ、J2:2クラブ、J3:1クラブ)計3クラブ
      8. ○九州・沖縄地区(J1:2クラブ、J2:4クラブ、J3:2クラブ)計8クラブ
      9. ○東北地区(1クラブ)
      10. ○関東地区(3クラブ)
      11. ○関西地区(1クラブ)
      12. ○四国地区(1クラブ)
      13. ○九州地区(1クラブ)
  2. (4)Jリーグの国内試合システムについて
    1. (5)サッカーの国際試合について
    2. (6)Jリーグの変化
      1. ○新制度(ホームグロウン<Home Grown>制度)の導入
      2. ○外国人枠の撤廃
      3. ○ベストメンバー規定撤廃
  3. (7)Jリーグの選手について(年俸)
    1. 最も注目を浴びたイニエスタ選手(ヴィッセル神戸)を筆頭に最新の年俸順位ベスト5を選手別に見ました。
      1. 「各クラブの年俸総額と順位」(2017年度集計)
    2. (8)Jリーグの選手について(選手寿命)
    3. (9)まとめ

(1)Jリーグの発足までの歴史

まず、Jリーグを語る上で押さえておきたい内容は、Jリーグ発足までの歴史を見てみることが大切です。

今となっては、古い昔話のような感じに受け取られるかもしれませんが、決してそうではありません。

日本サッカーの歴史は、諸外国とは大きく異なります。

○日本サッカーの黎明期

そもそも、Jリーグの前身母体は「日本サッカー協会」になります。

この日本サッカー協会から分離独立したのが、日本プロサッカーリーグ、通称「Jリーグ」になります。

この母体である「日本サッカー協会」の設立は、誤解と外圧によって設立されたことをご存知でしょうか。

今から100年以上前の1918年(大正7年)に、未だ日本ではサッカーという名称ではなく、蹴球(しゅうきゅう)と呼ばれていた時代の話になります。

一部の大学生(旧制高等学校)の学生の間で、舶来のスポーツとして親しまれ始めた時期のことです。

この時期に、大阪、東京等で「日本フットボール優勝大会」が開催されたことに端を発します。

この大会時には、その大会を統括する委員会などの組織は無く、当然日本サッカー協会なる団体も無い状態でした。

しかし、海外、特にイギリス(当時は大英帝国)に、この大会の情報が誤報され、日本にもサッカーを組織する組織が出来たとの情報が入ってしまいました。

そこで、大英帝国側からこの時の優勝チームに銀杯を贈ると言う事態になりました。

贈られた日本側は、受け入れる団体が無く困ったことでしょう。

そこで、NHK大河ドラマの「いだてん」でも登場する嘉納治五郎氏(役所広司さん扮する当時のスポーツ界のドン)により、急遽日本国内でのサッカー協会の設立が厳命されたことにその歴史が始まります。

嘉納治五郎氏は当時東京高等師範学校の校長で、大日本體育協會の会長も兼務していたことにより、日本の体育関係者の中での重鎮であったことからも、その命令は厳格に守られました。

その結果、1921年(大正10年)9月10日に「大日本蹴球協會」が設立されることになりました。

そして、大英帝国から贈られたシルバーカップ(銀杯)は、今日の天皇杯としてその歴史を受け継ぐことになりました。

○日本サッカーの発展期

その後、2度にわたる世界大戦などの戦禍があり、一時衰退しかけましたが、1947年(昭和22年)に日本蹴球協会と名称を変更しました。

さらに続く1950年(昭和25年)にFIFA(国際サッカー連盟)に加入することで、世界の舞台に登場できたわけです。

その後、実業団を中心にサッカーが盛んになり、1974年(昭和44年)に現在の名称である「日本サッカー協会」に名称を変更するとともに財団法人化しました。

このことで、設立以来53年を経て任意団体から脱却を図ることが出来た訳です。

その後、1991年(平成3年)11月に下部団体として、日本サッカーリーグ(Jリーグ)が創立されることになります。

さらに続く2012年には公益財団法人へと変容し、文部科学省の支配下から脱却することになりました。

こうして現代サッカーの環境が整い現在に至ることになったのです。

(2)Jリーグの発足から今日まで

先に説明させて頂いたように、1991年(平成3年)11月にJリーグが創設されたわけですが、公式にそのリーグがサッカーの試合を開始するのが1993年(平成5年)になります。

当初は10チームで構成されたサッカーチームでの1部リーグ戦を行いました。

その後、参加チームも増えて最大で18チームにまで増加しました。

その結果、1999年(平成11年)には2部リーグ制が布かれることになります。

つまり、「Jリーグ ディビジョン1」(現在の「J1リーグ」)と「Jリーグ ディビジョン2」(現在の「J2リーグ」)に分かれた訳です。

さらにサッカー人気が盛り上がるとともに、サッカーファンたちも我が町にJリーグチームをという機運が高まり、数々のサッカーチームが参加を希望することとなり、2014年(平成26年)には「J3リーグ(J3)」が創設されるに至りました。

その結果、3部リーグ制という大きな組織になりました。

しかし、このJ3リーグは、J1・J2とは趣を異にして、アマチュアサッカーの最高峰とされる日本フットボールリーグ(JFL)と同じ格付けの位置であり、様々な面で差別化されている状態になっています。

今日2019年(平成31年・令和元年)現在では、日本においてJ1リーグ所属チームが18クラブ、J2リーグ所属チームが22クラブ、J3リーグ所属チームが15クラブに及ぶに至って、プロサッカーチームだけで55クラブになっているのが今日の姿です。

なお、ここで「チーム」と「クラブ」という言葉を使い分けていますが、サッカーの場合、「クラブ」と言えば選手、監督、コーチ、経営者、事務スタッフを全て指し示す言葉として使用され、「チーム」とは選手監督のみを指し示す言葉として使用されます。

つまり、一つのクラブには複数のチーム存在することが多くあります。

その意味で、クラブにはジュニアチームからトップチームまでを指すことになります。

野球で言えば「球団」と「1軍」と言うのとやや似ていると思います。

ここでは、Jリーグ全般にわたって紹介しますので、各々の事を「クラブ」として総称します。

(3)Jリーグの現在構成するチームに関して

では、具体的に2019年開幕時期のJリーグを構成しているサッカークラブにはどういったところがあるのかを日本の地理的な位置から北から順にクラブ名と所在都市、ホームスタジアムをご紹介しましょう。

○北海道・東北地区(J1:2クラブ、J2:1クラブ、J3:4クラブ)計7クラブ

J1リーグに所属するクラブ

北海道コンサドーレ札幌(北海道札幌市、札幌ドーム)

ベガルタ仙台(宮城県仙台市、ユアテックスタジアム仙台)

J2リーグに所属するクラブ

モンテディオ山形(山形県山形市、NDソフトスタジアム山形)

J3リーグに所属するクラブ

ヴァンラーレ八戸(青森県八戸市、ダイハツスタジアム)

いわてグルージャ盛岡(岩手県盛岡市、いわぎんスタジアム)

ブラウブリッツ秋田(秋田県秋田市、あきぎんスタジアム)

福島ユナイテッドFC(福島県福島市、とうほう・みんなのスタジアム)

○関東地区(J1:6クラブ、J2:9クラブ、J3:3クラブ)計18クラブ

J1リーグに所属するクラブ

鹿島アントラーズ(茨城県鹿島市、茨城県立カシマサッカースタジアム)

浦和レッズ(埼玉県浦和市、埼玉スタジアム2002)

FC東京(東京都、味の素スタジアム)

川崎フロンターレ(神奈川県川崎市、等々力陸上競技場)

横浜F・マリノス(神奈川県横浜市、日産スタジアム、ニッパツ三ツ沢球技場)

湘南ベルマーレ(神奈川県平塚市、Shonan BMW スタジアム平塚)

J2リーグに所属するクラブ

水戸ホーリーホック(茨城県水戸市、ケーズデンキスタジアム水戸)

栃木SC(栃木県宇都宮市、栃木県グリーンスタジアム)

大宮アルディージャ(埼玉県おおみや市、NACK5スタジアム大宮)

ジェフユナイテッド千葉(千葉県千葉市、フクダ電子アリーナ)

柏レイソル(千葉県柏市、三協フロンテア柏スタジアム)

東京ヴェルディ(東京都、味の素スタジアム)

FC町田ゼルビア(東京都町田市、町田市立陸上競技場)

横浜FC(神奈川県横浜市、ニッパツ三ツ沢球技場)

ヴァンフォーレ甲府(山梨県甲府市、山梨中銀スタジアム)

J3リーグに所属するクラブ

ザスパクサツ群馬(群馬県草津市、正田醤油スタジアム群馬)

Y.S.C.C.横浜(神奈川県横浜市、ニッパツ三ツ沢球技場)

SC相模原(神奈川県相模原市、相模原ギオンスタジアム)

○北信越地区(J1:1クラブ、J2:2クラブ、J3:2クラブ)計5クラブ

J1リーグに所属するクラブ

松本山雅FC(長野県松本市、サンプロ アルウィン)

J2リーグに所属するクラブ

アルビレックス新潟(新潟県新潟市、デンカビッグスワンスタジアム)

ツエーゲン金沢(石川県金沢市、石川県西部緑地公園陸上競技場)

J3リーグに所属するクラブ

カターレ富山(富山県富山市、富山県総合運動公園陸上競技場)

AC長野パルセイロ(長野県長野市、長野Uスタジアム)

○東海地区(J1:3クラブ、J2:1クラブ、J3:2クラブ)計6クラブ

J1リーグに所属するクラブ

清水エスパルス(静岡県清水市、IAIスタジアム日本平)

ジュビロ磐田(静岡県磐田市、ヤマハスタジアム、エコパスタジアム)

名古屋グランパス(愛知県名古屋市、パロマ瑞穂スタジアム、豊田スタジアム)

J2リーグに所属するクラブ

FC岐阜(岐阜県岐阜市、岐阜メモリアルセンター長良川競技場)

J3リーグに所属するクラブ

藤枝MYFC(静岡県藤枝市、藤枝総合運動公園サッカー場)

アスルクラロ沼津(静岡県沼津市、静岡県愛鷹広域公園多目的競技場)

○関西地区(J1:3クラブ、J2:1クラブ、J3:0クラブ)計4クラブ

J1リーグに所属するクラブ

ガンバ大阪(大阪府大阪市、パナソニックスタジアム吹田)

セレッソ大阪(大阪府大阪市、キンチョウスタジアム、ヤンマースタジアム長居)

ヴィッセル神戸(兵庫県神戸市、ノエビアスタジアム神戸)

J2リーグに所属するクラブ

京都サンガF.C. (京都府京都市、京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)

J3リーグに所属するクラブ

なし

○中国地区(J1:1クラブ、J2:2クラブ、J3:1クラブ)計4クラブ

J1リーグに所属するクラブ

サンフレッチェ広島(広島県広島市、エディオンスタジアム広島)

J2リーグに所属するクラブ

ファジアーノ岡山(岡山県岡山市、シティライトスタジアム)

レノファ山口FC(山口県山口市、維新みらいふスタジアム)

J3リーグに所属するクラブ

ガイナーレ鳥取(鳥取県鳥取市、とりぎんバードスタジアム)

○四国地区(J1:0クラブ、J2:2クラブ、J3:1クラブ)計3クラブ

J1リーグに所属するクラブ

なし

J2リーグに所属するクラブ

徳島ヴォルティス(徳島県徳島市、鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム)

愛媛FC(愛媛県松山市、ニンジニアスタジアム)

J3リーグに所属するクラブ

カマタマーレ讃岐(香川県高松市、Pikaraスタジアム)

○九州・沖縄地区(J1:2クラブ、J2:4クラブ、J3:2クラブ)計8クラブ

J1リーグに所属するクラブ

サガン鳥栖(佐賀県鳥栖市、駅前不動産スタジアム)

大分トリニータ(大分県大分市、大分銀行ドーム)

J2リーグに所属するクラブ

アビスパ福岡(福岡県福岡市、レベルファイブスタジアム)

V・ファーレン長崎(長崎県長崎市、トランスコスモススタジアム長崎)

鹿児島ユナイテッドFC(鹿児島県鹿児島市、白波スタジアム)

FC琉球(沖縄県沖縄市、タピック県総ひやごんスタジアム)

J3リーグに所属するクラブ

ロアッソ熊本(熊本県熊本市、えがお健康スタジアム)

ギラヴァンツ北九州(福岡県北九州市、ミクニワールドスタジアム北九州)

以上のようなクラブによりJリーグが構成されています。

それぞれのクラブが、北海道から沖縄までの38都道府県に本拠を置いています。

さらに、2014年(平成26年)には「J3リーグ(J3)」が創設されるに当り、J3加盟希望クラブでもJ3の選に漏れたクラブに対して、現在、「Jリーグ百年構想クラブ」としてJ3の下に位置するクラブを置くことになりました。

クラブとしてクラブ名称と所在都市、ホームスタジアムを最後にご紹介しましょう。

○東北地区(1クラブ)

ラインメール青森(青森県青森市、新青森県総合運動公園陸上競技場(仮称))

○関東地区(3クラブ)

栃木シティフットボールクラブ(栃木県栃木市、栃木市総合運動公園陸上競技場)

tonan前橋(群馬県前橋市、前橋総合運動公園陸上競技・サッカー場)

東京武蔵野シティFC(東京都武蔵野市、武蔵野陸上競技場)

○関西地区(1クラブ)

奈良クラブ(奈良県奈良市、ならでんフィールド)

○四国地区(1クラブ)

FC今治(愛媛県今治市、ありがとうサービス. 夢スタジアム)

○九州地区(1クラブ)

テゲバジャーロ宮崎(宮崎県宮崎市、新富町に新設予定)

(4)Jリーグの国内試合システムについて

さて、(3)でご紹介したようなクラブが熾烈な試合を行い、J1リーグのTOPを目指して日夜努力しています。

しかし、1999年(平成11年)よりJ1リーグ、J2リーグの2リーグ制を導入したことにより、いわゆる入れ替え制度が導入されました。

また、試合のシステムも年々微妙に変化しているため、ここでは2019年(平成31年、令和元年)の試合システムについてご紹介したいと思います。

Jリーグでのメイン「J1リーグ」では、18チームによって総当たり戦になります。

2回のホームアンドアウェイ戦を行います。

各試合について、勝ったチームが「勝ち点3」を、引き分けた場合には「引き分け1点」を負けた場合には「0点」の点数が得られます。

延長戦はありません。

シーズン最終でこの「勝ち点数」が最も多いチームが優勝となります。

最終的に同点の場合に関しては、①得失点差、②総得点数、③直接対決による成績、④反則ポイント数の順で優劣が決められますが、それでも決着がつかない場合は抽選になります。

また、J1リーグ戦18チームの中で17位、18位の下位チームは自動的にJ2リーグへと降格が決定し、J2リーグの優勝チームと2位チームとの入れ替えが実施されます。

しかし、J1・J2リーグの入れ替え戦を複雑にしているルールが、「J1参入プレーオフ」という制度になります。

これは、J1リーグの16位、つまり自動降格するチームでは無いギリギリのチームとJ2の3位~6位の合計5チームにより、トーナメント制で争われるシステムになります。

簡単に言うと、「J2の3位」対「J2の6位」が対戦します。

一方「J2の4位」「と「J2の5位」が対戦します。

この2試合の結果勝ったチーム同士が2回戦を戦います。

その結果、勝ったチームが「J1の16位」チームと戦います。

その結果J1へ昇格する(あるいは残留する)チームが決定されると言うことになります。

J1とJ2では、観客動員数やJリーグより与えられる各種の恩典が全く異なるため、選手個人の収入にもかかわって来る問題ですので激しく争われることになります。

(5)サッカーの国際試合について

Jリーグは、当然ですが日本の国内リーグで全てのチームが国内クラブチームで構成されています。

しかし、Jリーグの試合方式が1シーズン制になったことから試合のスケジュールが緩やかになったことに合わせて、J1リーグを代表するチームとして前年優勝チームをJリーグチームとして海外の有名・有力チームとの対戦を行う国際親善マッチが行われます。

FIFAクラブワールドカップサッカー歴代優勝チームと賞金額とは?
サッカーの世界選手権大会である、FIFAクラブワールドカップサッカーを楽しみにしているサッカーファンは多いことと思います。今回は、FIFAクラブワールドカップサッカーの歴代の優勝チームと、賞金がどうなっているのかを主としてご紹介したいと...

この制度は2017年にスタートし、翌年2018年は中止しましたが2019年から再び行われることになりました。

2017年については、2016年J1リーグ優勝チームの「鹿島アントラーズ」、2016JリーグYBCルヴァンカップ優勝チームの「浦和レッズ」が出場しました。

対戦相手には、ドイツの「ボルシア・ドルトムント」(ブンデスリーガ 2016-2017シーズン3位のチーム)及び「セビージャFC」(リーガ・エスパニョーラ 2016-2017シーズン4位)との試合が行われました。

2019年には2018年J1リーグ覇者である「川崎フロンターレ」と「チェルシーFC」(英国プレミアリーグ)から7月19日に日産スタジアムで予定が組まれています。

この事は、Jリーグの実力を底上げするだけではなく、国際感覚を養う意味でも重要な試合になっています。

(6)Jリーグの変化

先ほども少し触れましたが、Jリーグに関するルール等が年ごとに微妙に異なっています。

基本的なサッカーのルールは国際的な問題もあり、そうそう変わることはありませんが、リーグ運営上のルールなどが変わって来ています。

そこで、最新情報として2018年のルールと2019年のルールの何がどのように変わったかをご紹介しましょう。

○新制度(ホームグロウン<Home Grown>制度)の導入

その字の意味が示すように、12歳から21歳の間に3シーズン又は36か月以上、自身のクラブで登録した選手を一定数以上登録しなければならない制度になります。

この制度は、次にご紹介する外国籍選手枠の撤廃と同時に行われるものです。

登録期間は連続していなくとも通算で良いとの事です。

2019年にはJ1リーグでは2人、が求められ、2022年からはJ1リーグで4人、J2リーグで1人、J3リーグで1人の登録枠を設定されています。

○外国人枠の撤廃

2018年シーズンでは、J1リーグ~J3リーグまで1チームあたり、外国人枠が3人以内に限定されていましたが、2019年よりその制限が撤廃されることになりました。

2018年の外国人枠では、3人とアジアサッカー連盟(AFC)に加盟している国々のサッカー選手を追加で1名加えることが出来ました。

しかし、それも2019年から制限が無くなりました。

しかし、やはり外国人ばかりのチーム編成になることは、Jリーグとしても困るので、ベンチ入りできる人数に制限が掛かっています。

つまり、ベンチ入りできる外国人選手はJ1では5名、J2・J3では4人とされています。

一方、2018年に別枠であったアジアサッカー連盟所属の国おける選手が追加できたように、2019年でもJリーグとの提携国である外国人選手はその人数に含まれないことになっています。

具体的には、タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシア、カタールが対象になっています。(2018年11月現在)

○ベストメンバー規定撤廃

Jリーグ規約では、最強のチームによる試合参加を義務付ける、いわゆる「ベストメンバー規定」が設けられておりこれに違反すると制裁金が科せられましたが、これが無くなりました。

規約としては、ベストメンバーで臨まなければならないとしていますが、それに違反したからと言って制裁金を科すと言うことにならなくなりました。

実例としては。2018年に湘南ベルマーレがルヴァンカップでA契約選手を4名しか出さなかったことで制裁金600万円を科されたことがありました。

この制裁金規定は、リーグ戦を高度な選手たちで行うことを強制していることになりますが、一定以上のレベルが確保できるようになったJリーグにあっては、戦術、戦略上での問題が無くなってきているためと考えられます。

そのため、今年度より積極的な若手起用が行われるようになると考えられます。

以上のように主な変化だけをご紹介しましたが、この他にも、東北6県全県にJリーグチームが2019年からできたこと。

ACLの日程が例年より2週間遅く設定されたこと。

VARが一部試合において導入されたことなどが上げられます。

最後のVARとは、ビデオ・アシスタント・レフェリーのことで、いわゆるビデオ判定のことです。

(7)Jリーグの選手について(年俸)

Jリーグが盛り上がり、様々な有名選手が出ている現代サッカーですが、我々一般人が気になるのは、選手たちの収入です。

ややミーハー的な話ですが、あれだけ激しい試合をこなしている彼らは一体いくらくらい位の収入を貰っているのかが気になります。そこで、調べてみましたのでご紹介したいと思います。

最も注目を浴びたイニエスタ選手(ヴィッセル神戸)を筆頭に最新の年俸順位ベスト5を選手別に見ました。

第一位 アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸) 33億円

第二位 フェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)8億円

第三位 ルーカス・ポドルスキ(ヴィッセル神戸)6億4千万円

第四位 ジョー(名古屋グランパスエイト)4億円

第五位 ダビド・ビジャ(ヴィッセル神戸)3億6千万円

以上のような結果になりましたが、日本人選手が一人もいません。では第六位以下ではどうでしょう?

第六位 ミッチェル・ランゲラック(名古屋グランパスエイト)2億円

第七位 内田篤人(鹿島アントラーズ)1億5千万円

第七位 遠藤保仁(ガンバ大阪)1億5千万円

第七位 金崎夢生(サガン鳥栖)1億5千万円

第七位 クォン・スンテ(鹿島アントラーズ)1億5千万円

では、こうしたベスト選手以外の情報はどうでしょうか?

以下の情報は2018年集計によるものです。

Jリーガーの定義ですが、当然Jリーグ加盟クラブと選手契約を結んでプロとして試合を行う選手を対象とします。

その結果、2018年度のJリーガーの平均年俸は2,661万円となりました。

Jリーグで、1億円を超える年俸を獲得している選手は15名になりました。

Jリーガーの場合、新人では概ね480万円程度の年俸になります。

レギュラー入りできる選手で年俸1千万円~5千万円程度になり、ベテランでチームの顔となれるような選手は数千万円から1億円台を獲得することが出来るようになります。

ちなみに、J1リーグに入っている各クラブにおける年俸総額を比較してみますと、以下のようになります。

「各クラブの年俸総額と順位」(2017年度集計)

1位 浦和レッズ 11億4980万円

2位 セレッソ大阪 10億110万円

3位 ヴィッセル神戸 9億7200万円

4位FC東京 9億6580万円

5位ガンバ大阪 9億3140万円

6位鹿島アントラーズ 8億7980万円

7位川崎フロンターレ 8億4420万円

8位横浜F・マリノス 7億5400万円

9位サンフレッチェ広島 7億2900万円

10位大宮アルディージャ 6億7650万円

11位ジュビロ磐田 6億7000万円

12位清水エスパルス 6億3220万円

13位柏レイソル 5億1800万円

14位コンサドーレ札幌 4億9040万円

15位サガン鳥栖 4億6360万円

16位アルビレックス新潟 3億9150万円

17位ベガルタ仙台 3億6840万円

18位ヴァンフォーレ甲府 3億3440万円

以上のように、1位の浦和レッズ11億5千万、18位のヴァンフォーレ甲府の3億3千万程度とおおよそ4倍もの差がついていることは、やはり試合動員観客数の差が大きく、熱狂的なファンを多く獲得し、関連グッズの売り上げも高いチームでは選手の年俸も高くなる傾向にあるようです。

ただし、Jリーガーの年俸制度は、3つの要素の合計で支払われるシステムになっています。

つまり、①基本給、②出場給、③勝利給に分けられます。

①の基本給は、全試合出場がなくとも支払われる基本となる給与です。

②の出場給は試合の勝敗に関係なく出場した場合に支払われる給料になります。

最後の③勝利給は、試合に勝った場合に支払われる給与になります。

いくら高額年俸をゲットしている選手でも、「全試合出場、全試合勝利」でなければ満額を獲得できない仕組みになっていることに注意しなければなりません。

この支給方法は、クラブの方針や運営の方法により幾分異なっていると言われています。

また、J2やJ3等の選手になりますとプロ契約自体が怪しくなってしまっているチームもあります。

積極的にJ1を目指すクラブチームでは、出来る限り高い年俸を設定していますが、そうでないクラブになりますと、非常に少ない給与になってしまい、中にはアルバイトをしなければ生活できない選手も出てきているのが実情です。

ここでは、Jリーガーのみの話でしたが、海外で活躍する日本人選手に関しては、有名な選手では以下のようになっています。

本田圭佑(ACミラン):年俸2億8000万円 (2016年度推計)

長友佑都(インテル):年俸1億4000万円 (2016年年度推計)

浅野拓磨(アーセナル):年俸6400万円 (2016年年度推計)

(8)Jリーグの選手について(選手寿命)

Jリーガーにとって、辛いのが選手寿命の短さにあります。Jリーガーの平均年齢は概ね26歳と言われています。

30代中盤迄活躍する選手も中にいますが、それも一握りの選手に限られます。

18歳から活躍しても10年活躍し続ける選手が少ないと言うことになります。

先ほどご紹介した年俸も年間の俸給になりますが、毎年同じ額を貰える選手は限られます。J1リーグでは概ね800名の選手が登録されていますが、その中で翌年も契約できる選手は650名となっていて、残150名は下位リーグに移籍するか海外に出なければ選手として活躍できない場合が多いと言われています。

また、プロ野球選手の場合等は新契約を結ぶ段階で「契約金」が支払われる仕組みになっていますが、Jリーガーの場合にはそうした仕組みはありません。

したがって、生涯給与を考えた場合にはまだまだ他のプロスポーツ選手に比べて経済的には割に合わない部分が多いと言われています。

(9)まとめ

以上のように、Jリーグ全般についてご紹介しました。

サッカーのプロリーグであるJリーグですが、世界では35億人のファンがいて、最もファンの数が多いスポーツになっています。

日本でポピュラーなプロスポーツとして野球がありますが、世界的に見て野球は7位程度のスポーツになります。

未だ国内では、そのファン層が限られていると言えなくもないJリーグですが、数々の名場面を演出し人気を高める努力を怠らなければ、今後も発展を遂げられることに間違いはないでしょう。

Jリーグサッカー
スポンサーリンク
ご協力お願いします

この記事良かったと思ったら次の記事を書く励みになりますのでシェアよろしくお願いします。

yakunitatusをフォローする
シン君の気になる役立つ情報

コメント

タイトルとURLをコピーしました